新型コロナウィルス(Covid19)のパンデミックにより、国をまたぐ人々の往来も限られていましたが、ワクチン接種や治療薬の開発、健康証明アプリの活用が進む中、徐々に国際交流の動きも再開し始めました。日本の大学でも協定校への派遣留学などが再開されてきています。
新型コロナウィルスの影響で、各国では独自の水際対策や入国後の行動制限などの規制を設けている国もあります。ここではこれから留学を行う皆様に注意を払うべき渡航計画のチェックポイントをご案内します。
各国の入国管理
新型コロナウィルスの影響で、外国からの入国に対して各国はルールを設けています。入国管理について予め確認をしておく事項について、以下を参考にしてください。
ビザの発給は従来通り行われているか
留学生としての身分で外国へ入国する際にはビザ(査証)の取得が必要になる国があります。新規留学生への学生ビザの発給を止めている国、通常期よりもビザ発給の審査に時間を要している国などもありますので、必ず留学先国政府や移民局などのホームページを確認しましょう。
例:カナダ政府ホームページ ビザ発給までの見込み時間を表すページのURL
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/application/check-processing-times.html
入国の際に必要な書類や、事前に登録するべき事項はあるか
コロナ禍における入国条件は国によって異なります。ワクチン接種証明、陰性証明、連絡先フォームの事前登録、ワクチン未接種の場合の陰性証明書、国が定めるアプリ上でのワクチン接種証明の登録などが必要な国、また、入国後の自己隔離などの行動制限が規定されている国もあります。外務省の海外安全ホームページなどで、各国の入国制限や行動制限などを必ず確認しておきましょう。
参考:外務省ホームページ 新型コロナウィルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置、及び入国に際しての条件・行動制限措置
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
自己隔離が必要なケースに備えて
留学先国に入国後に自己隔離が必要な場合に備え、自己隔離中はどのように食事をとるのか、洗濯はどのようにすれば良いのか、必要なものを購入したい場合にはどのようにするべきかといったことを「日本出発前に」必ず確認をしておきましょう。万一留学中に新型コロナウィルスに感染した場合、あるいは濃厚接触者として自宅に待機を命じられた際にも、事前の情報収集が役立ちます。