将来の予想が難しいコロナ禍の中では、場面場面に応じて柔軟な対応をとることが可能な体制を組むことが大切です。その一つが航空券の手配です。一般的には、現地のプログラム日程に合った往復航空券を購入するのですが、コロナ禍においては以下の点も考慮しましょう。
経由便よりも、直行便を利用
留学先の最寄都市への直行便がある場合には、直行便の手配をすることをお勧めします。世界各国では、まだまだ厳格なコロナ感染対策を実施しており、各国の政策は状況により変化をします。仮に経由便で、国をまたいだ航空券を手配した場合、最終目的地はもちろん、経由地を通過するために必要な書類も必要となる場合があります。万が一書類不備があった場合、経由地で留め置かれる可能性もあり、直行便を利用するよりもリスクは高くなります。
手配時期は、ビザを取得してから
コロナ禍では、ビザの取得など、諸々の手続きが遅れがちになります。航空券を購入してしまうと、往路の日程は変更不可のものも多く、せっかく購入した航空券が無駄になってしまう可能性があります。そのため、航空券はビザの取得を含め諸々手続きが済み、渡航日が確定してから手配をするほうがよいでしょう。
緊急時の帰国に備えて、帰国便が変更可能な往復切符を
2020年3月下旬、世界的にコロナの感染拡大がはじまった当時、授業がオンラインに移行し、強制的に退寮となり、帰国を余儀なくされた例が報告されています。このような場合でも、帰国便が変更可能な航空券であれば、各々の事情に合わせて、無料もしくは少額の変更料で帰国便を手配することが可能です。
航空券手配に限らず、留学のための渡航手続きや安全対策については、JCSOSホームページ内『危機管理ガイド』(https://www.jcsos.org/traveler/guide/procedure)にも掲載しております。出発前にぜひご一読ください。